【川越宗一「熱源」感想】サハリン(樺太)とアイヌを題材にした歴史小説?東京が外国に思える程に感情移入する?

2021年2月14日

こんにちは〜!

カワタツ( @TKkidd_mbht )です!

今日は、

樺太とアイヌを

テーマにした歴史小説

のレビューです。

川越宗一さんの

「熱源」を読みました。

明治時代〜昭和の初め位の、

樺太(サハリン)に住む、

アイヌの暮らしと気持ちを、

知りたい人に読んで欲しいです!

「熱源」はどこが舞台の小説?

「熱源」は、

北方領土の、

樺太が舞台。

と言っても、

「熱源 」の2/3位は

ロシア側の描写。

ロシア側の

「サハリン」

という地名の方で、

よく出てきます。

樺太=サハリン)

というわけでこの記事では、

日本人に馴染み深い「樺太」ではなく、

サハリンの地名を使って

いきたいと思います。

サハリンの他にも、

北海道モスクワ

リトアニアの首都ヴィルノ

東京南極など

色々な場所が出てきますが、

サハリン(樺太)が主な舞台です。

明治維新まで

サハリンはロシア領。

しかしサハリンは

日露戦争で戦場に。

日露戦争に日本が勝利した事で、

サハリンの南半分は

日本の領土になりました。

しかし第二次世界大戦

再びサハリンで日本とロシアはぶつかり、

日本が負けた事で、

サハリンは再びロシア領になります。

「熱源」は明治維新から

第二次世界大戦最中までの

サハリンが舞台の歴史小説

戦争や差別に苦しみながらも、

たくましく生きていく

人々の話。

余談ですが最後の方になると、

(ようやく?)東京が出てくるのですが、

アイヌやサハリンに住む人達に

感情移入し過ぎて、

東京が外国の街に

感じてしまいました。

ずっとサハリンや

ロシア側の人々の

話しかなかったとはいえ、

ここまで感情移入

させられたのには、

お見事!👏

と作者の川越宗一さんに言いたいです。

「熱源」の主人公は?

この小説の主人公は主に2人います。

1人はサハリン出身アイヌの男性、

ヤヨマネクフ(山部安之助)。

サハリン出身のアイヌですが、

子供の頃と20代辺りまで

北海道で過ごしたヤヨマネクフ。

「自分の生まれた

サハリンで

暮らしてみたい!」

と息子と一緒に船でサハリンへ

帰ってきました。

もう1人はリトアニア出身で、

サハリンに囚人として送られてきた、

ブロニスワフ・ピウスツキ。

ロシアに併合された国、

リトアニア出身の男性で、

リトアニアポーランドって、

昔は同じ国だったんですか?

そこんとこがよく分からない)

色々あって逮捕されちゃって、

(軽〜く書きましたが、この辺り、

結構キッツイ😖

詳しくは書かない事にしました)

サハリンに流刑になりました。

囚人として働いているうちに、

アイヌの一部族?

のギリヤークと出会い、

彼らについて、

ギリヤークやアイヌ

興味を持ち

研究していく。

ヤヨマネクフとブロスニワフ、

どちらも共通してるのは、

自分の生まれた土地と

サハリンに、

強い愛着を持っている。

という事ですかね。

タイトルの「熱源」の意味は?

 ヤヨマネクフは自分が

サハリン出身である事と、

アイヌである事

にこだわって生きてきた。

北海道の学校で日本人に

差別されるのも嫌だったし、

自分が生まれたサハリンに

海を渡って戻ってきた。

 ブロスニワフは、

自分の祖国の言葉を

奪ったロシアから、

言葉を取り返そうとしている。

一方絶滅しかけている、

アイヌも大事に扱い

接してきた。

 「サハリン、日本、

ロシア、リトアニア

どこの国に属するのか?」

アイヌ、日本人、

ロシア人、リトアニア人、

自分はどの種族なのか?

誰なのか?」

と自らに問う様に

必死に生きてきた人達の一生。

生きていくための熱意。

その源は?

そんな意味での彼らの

「熱源」🔥が書かれている。

 と僕は解釈しました。

まとめ

  1. 「熱源」は明治維新から第二次世界大戦までのサハリンを中心に、北海道・モスクワ・リトアニア・東京・南極などを舞台にした歴史小説
  2. サハリンで生まれ北海道で育ちサハリンに戻ってきたアイヌのヤヨマネクフと、囚人としてサハリンに渡ってきたリトアニア生まれロシア人のブロスニワフが主人公
  3. 種族や国に対する登場人物の熱意の源を書いた小説。

川越宗一さんの「熱源」、

面白いので是非読んでみてください。

2020年の本屋大賞5位に選ばれ、

どこの本屋さんにも

並んでた小説。

しょっちゅう目に入るので気になってましたが、

400ページ越えの分厚さと、

2000円を少し越す価格に、

躊躇してました😅

400ページ超えの

分厚い小説でしたが、

最初思ってたよりは、

スルッと読めました。

ただ寝っ転がって読むと

大分重かったです😅

腕がしんどくなるので

気を付けて😅

あとTwitterで川越宗一さんを

フォローしたんですが、

ツイートが面白い(笑)

それでは今日はこの辺で!

最後まで読んでくれて、

ありがとうございます!