【元寇の時の対馬を描いた小説!】帚木蓬生「襲来」感想!
こんにちは〜!
- 元寇の時の対馬がむごい!
- 主人公は日蓮の従者?
という内容の小説を紹介します!
帚木蓬生さんの
(ははきぎほうせい)
「襲来」
という小説を紹介します!
上下巻の2冊あります!
元寇や日蓮に関する小説なら、
オススメしたいです!
目次
元寇の時の対馬と壱岐がむごい!荒らされた2島の状況を描いた小説?
まず元寇について、
説明しておこうか。

鎌倉時代に
元(蒙古)が、
攻めてくるんだよね?
そう。
元寇は2回行われ、
- 1274年の文永の役
- 1281年の弘安の役
の2回、
元は攻めてくる。
元の艦隊は、
当時、
世界最大の艦隊
だったらしい😅

そんなのに攻められたら、
鎌倉幕府といえど、
たまらないな!
でも退ける事が
できたんでしょ?
運よく台風がきたお陰で、
元が撤退してくれたんだよね。

ラッキーだったね!
そうだね。
しかし九州北部は戦場になって、
たくさんの人が死んだし、
壱岐・対馬は皆殺しに合ったり、
奴隷として連れ去られたり、
悲惨な目にあった。

それはキツいな〜!
それも『襲来』で
描写されてるの?
そう。
主人公の見助が、
対馬に住んで、
元に荒らされた対馬と壱岐を、
その目で見るんだ。

きっつ!
具体的にいうと、
子供も老人も殺され、
奴隷になった女性は、
手に穴を開けられて、
縄を通されて元に連れて行かれるんだ。

痛い!
もうやめて!
僕のライフはもう0よ!
そんな感じで「襲来」、
元寇で襲われた対馬や壱岐の人達の、
悲惨さをリアルに描いた小説です😅
日蓮は元寇を予言した?

元寇の悲惨さは
よく分かったよ!
次は日蓮について
教えて!
日蓮は元寇を
予言したんだっけ?
予言したというか、
国際情勢とか色々な事を、
勉強した上で、
「元は必ず日本に攻めてくる!」
と確信した感じかな。

なるほど!
日蓮が襲われる松葉谷の法難事件も?
「襲来」は、
日蓮がまだ安房にいる頃に、
主人公の見助が日蓮に会い、
従者になる所から始まる。

日蓮は、
その後鎌倉に行って、
街頭演説をしたり、
鎌倉幕府に元寇について、
意見したりするんだよね?
そう、そのお陰で危ない目にも、
あったけど😅
松葉谷
(まつばがやつ)
の法難

っていう事件だよね?
そう。
日蓮が他宗の門徒に、
襲われる事件。
「襲来」では、
松葉谷の法難事件についても、
詳しく書かれてますよ!
鎌倉時代の安房から対馬を旅する小説?旅行記?

ところで、
主人公の見助って誰?
主人公は日蓮かと
思ってた!
安房の漁師みたいな男性だけど、
日蓮を尊敬し、
従者になるんだ。
そして見助は、
日蓮を松葉谷の法難で助ける。
さらに日蓮に、
「元が襲来すると思われる、
対馬を見に行ってくれないか?」
と頼まれ見助は、
安房から対馬へ、
旅する事になる。

え?
対馬って、
九州と韓国の間に
ある島
だよね?
そうだよ。
千葉県から、
九州と韓国の間の島
まで行った

ってこと?
すごい距離だね!
遠いよね😅

それに鎌倉時代って、
徒歩・馬・船・籠
くらいしか、
交通手段がないよね?
対馬まで行くのは
大変だったんじゃない?
安房
→鎌倉
→京
→難波津(なにわのつ、現代の大阪)
ここまでが徒歩、
そして
難波津から博多まで、
細かく船を乗り換えた。

船に乗る部分が
長いとはいえ、
千葉から大阪まで
歩くだけでハード!
箱根を越えるのも大変そうだったね。
しかも、
船も当時は潮待ちをしたり、
出港できない日もあった。

港で何日も、
足止めを
食う事が
あったんだよね!
そして見助と日蓮の面倒を見てくれた、
千葉氏の領地がある
佐賀県の小城(おぎ)まで行き、
唐津から壱岐経由で
船で対馬へ渡った。

結局、
千葉から対馬まで行くのに、
どれくらいの時間が
かかったの?
3ヶ月
位だったかな。

えげつない!
見助は、
対馬に滞在するの?
滞在するというか、
見助はそれから
20年
近く対馬にいるんだ。

滞在っていうか、
住むんだね!
そういう事。
そして対馬へ渡った見助は、
何年も対馬で暮らし、
対馬で見た事を、
手紙で日蓮に報告する。

スパイみたいな
感じ?
敵中に入り込むわけではないけど、
近い感じかな。

そして、
その後の見助は、
元寇に襲われる対馬の
悲惨な状況を、
目の当たりにするわけか!
そういう事。
そんな感じで「襲来」、
主人公の見助が日蓮に頼まれ、
鎌倉時代の千葉県から対馬まで、
旅します!
そして対馬に滞在し、
元寇の悲惨さを目撃する小説。
旅行記としても読めます!
まとめ
- 帚木蓬生「襲来」は元寇で襲われた対馬や壱岐の人々の悲惨さを描いた小説。
- 日蓮は元寇を予言したのではなく、国際情勢などを勉強して「元は必ず攻めてくる!」と確信した。
- 日蓮の松葉谷の法難事件についても描かれてる。
- 主人公の見助は徒歩と船で鎌倉時代の安房(千葉県)から対馬まで3ヶ月かけて移動する。旅行記の面も。
帚木蓬生「襲来」の感想!

元寇は悲惨だけど、
旅行記の一面も
あるんだね!
面白そう!
最後は泣けたよ😢

え?
そんな小説なの?
どんな結末かは、
ネタバレになるので、
説明しませんが、
長い旅の終わり
という感じの、
切ない結末ですね!
帚木蓬生さんの「襲来」!
面白いのでぜひ読んでください!
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以上です!
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