【対馬・壱岐は皆殺し?】鎌倉時代の安房から対馬を旅行!元寇と日蓮の小説・帚木蓬生「襲来」感想
こんにちは〜!
カワタツ( @TKkidd_mbht )です!
🤡「どーも!
デルピエロです!」
突然だけど、
元寇って興味ある?
🤡「中国の国・元が、
九州や対馬・壱岐に攻めてきたやつか。
最近ゲームになったって聞いたけど」
そうそう。
じゃあ日蓮は?
🤡「元寇を予言したんだよね?
それが元寇の勝敗に関係したのかは、
分からないけど」
というわけで今日は、
元寇と日蓮を
題材にした小説
のレビューをします!
🤡「おっ、そう来るか」

帚木蓬生さんの
(ははきぎほうせい)
「襲来」
という小説を紹介します!
🤡「上下巻の2冊あるんだね」
「襲来」、
元寇と日蓮を題材にした小説で、
元寇に襲われる対馬や壱岐の人々の、
悲惨さを描いた小説でもある。
🤡「よく考えたら、
元が攻めてきたら対馬や壱岐なんかの、
小さい島は一溜まりもないか。
対馬や壱岐の人達は、どうなったの?」
虐殺されたり、
連れ去られて
奴隷に連れ去られたり😅
🤡「悲惨!」
さらに主人公の見助が、
鎌倉時代の安房から対馬を旅します。
🤡「旅行記の一面もある、
小説なわけだな」
襲来、
元寇、日蓮、鎌倉時代、旅行記、
色々な面で楽しめる小説です!
目次
対馬と壱岐の悲惨さ!元寇で荒らされた2島の状況を描いた小説?
🤡「『襲来』って元寇と日蓮を、
題材にした小説なんだよね?」
そう、
まず元寇から説明しておこうか。
🤡「鎌倉時代に中国の元(蒙古)が、
攻めてくるんだよね?」
そう、元寇は2回行われ、
1274年の文永の役、
1281年の弘安の役の2回攻めてくる。
元の艦隊は、
当時、世界最大の艦隊だったらしい😅
🤡「そんなのに攻められたら、
鎌倉幕府といえど、
たまらないな💦
でも、退ける事ができたんでしょ?」
運よく台風がきたお陰で、
元が撤退してくれたんだよね。
🤡「ラッキーだったな」
そうだね。
しかし九州北部は戦場になって、
たくさんの人が死んだし、
壱岐・対馬は皆殺しに合ったり、
奴隷として連れ去られたり、
悲惨な目にあった。
🤡「それはキツいな〜。
それも『襲来』で描写されてるの?」
そう、主人公の見助が、
対馬に住んで、
元に荒らされた対馬と壱岐を、
その目で見るんだ。
🤡「キツいぜ〜!」
具体的にいうと、
子供も老人も殺され、
奴隷になった女性は、
手に穴を開けられて、
縄を通されて元に連れて行かれるんだ。
🤡「痛い!
もうやめて!
僕のライフはもう0よ!」
そんな感じで「襲来」、
元寇で襲われた対馬や壱岐の人達の、
悲惨さをリアルに描いた小説です😅
日蓮が襲われる松葉谷の法難事件も?
🤡「さて元寇の悲惨さは分かった。
次は日蓮について教えてくれ。
日蓮は元寇を予言したんだっけ?」
予言したというか、
国際情勢とか色々勉強した上で、
「元は必ず日本に攻めてくる!」
と確信した感じかな。
🤡「なるほど」
「襲来」は日蓮がまだ安房にいる頃に、
主人公の見助が日蓮に会い、
従者になる所から始まる。
🤡「日蓮は、その後鎌倉に行って、
街頭演説をしたり、
鎌倉幕府に元寇について、
意見したりするんだよね?」
そう、そのお陰で危ない目にも、
あったけど😅
🤡「松葉谷(まつばがやつ)の法難
っていう事件だよね?」
そう。
日蓮が他宗の門徒に、
襲われる事件なんだけど、
「襲来」では、
松葉谷の法難事件についても、
詳しく書かれてるよ!
🤡「そういえば鎌倉の、
松葉谷の法難事件があった辺り、
歩いてるよね」
良かったら読んでみてください!
鎌倉時代の安房から対馬を旅する小説?旅行記?
🤡「ところで主人公の見助って誰?
主人公は日蓮かと思ってた」
安房の漁師みたいな男性だけど、
日蓮を尊敬し、従者になるんだ。
そして日蓮を松葉谷の法難で助けたり、
「元が襲来すると思われる、
対馬を見に行ってくれないか?」
と頼まれ、
見助は安房から対馬へ、
旅する事になる。
🤡「え?
対馬って、
九州と韓国の間にある島だよね?」
そうだよ。
🤡「千葉県から、
九州と韓国の間の島まで行った
ってこと?
すごい距離だな」
そうだね。
遠いね。
🤡「それに鎌倉時代って、
徒歩・馬・船・籠くらいしか、
交通手段がないよね?
対馬に行くのは大変だったんじゃない?」
安房から鎌倉、京を経由し、
難波津(なにわのつ、現代の大阪)
まで徒歩で行き、
難波津から博多まで細かく船を乗り換えた。
🤡「船の部分が長いとはいえ、
千葉から大阪まで歩くだけでハード」
箱根を越えるのも大変そうだったね。
船も当時は潮待ちをしたり、
出港できない日もあった。
🤡「港で何日も足止めを
食う事があったんだよね」
そして見助と日蓮の面倒を見てくれた、
千葉氏の領地がある佐賀県の
小城(おぎ)まで行き、
唐津から壱岐経由で船で対馬へ渡った。
🤡「結局、千葉から対馬まで行くのに、
どれくらいの時間がかかったの?」
3ヶ月位だったかな。
🤡「えげつない。
見助はずっと対馬に滞在するの?」
滞在するというか、
見助はそれから
20年
近く対馬にいるんだ。
🤡「滞在っていうか住むんだね」
そういう事。
そして対馬へ渡った見助は、
何年も対馬で暮らし、
対馬で見た事を、
日蓮に報告する。
🤡「スパイみたいな感じ?」
敵中に入り込むわけではないけど、
近い感じかな。
🤡「そして、その後、
元寇に襲われる対馬の悲惨な状況を、
目の当たりにするわけか」
そういう事。
そんな感じで「襲来」、
主人公の見助が日蓮に頼まれ、
鎌倉時代の千葉県から対馬まで、
旅して対馬に滞在し、
元寇の悲惨さを目撃する小説。
旅行記としても読めます!
まとめ
- 帚木蓬生「襲来」は元寇で襲われた対馬や壱岐の人々の悲惨さを描いた小説。
- 日蓮の松葉谷の法難事件についても描かれてる、
- 主人公の見助は徒歩と船で鎌倉時代の安房(千葉県)から対馬まで3ヶ月かけて移動する。旅行記の面も。
感想
🤡「元寇は悲惨だけど、
旅行記の一面もあるんだな。
面白そうだな」
最後は泣けたよ。
🤡「?
どの辺が?」
歴史小説だから、
当たり前の展開だから、
ネタバレにならないと思うけど、
最後は日蓮と見助が死んで、
終了するんだ。
🤡「なるほど。
上下巻の2冊ってのも、
のめり込みそうな所だな」
その通り!
帚木蓬生さんの「襲来」!
面白いですよ!
それでは今日はこの辺で失礼します!
🤡「さようなら〜!」
最後まで読んでくれて、
ありがとうございます!
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