「黄土館の殺人」感想!崖に囲まれた4つの塔の館!地震と殺人!
こんにちは!
阿津川辰海さんの
「黄土館の殺人」
(こうどかんのさつじん)の
感想(レビュー)
を書いていきます!
この本を読もうか迷ってる人は
読んでみてください!
地震と殺人が同時に起こる
本格ミステリー小説?
四方を崖に囲まれ、
4つの塔が建つ館で、
芸術家一家を中心にした
クローズド・サークルの
連続殺人が起こる!
事件の全てを見抜いた探偵が
見抜けなかった事実?
唖然とする探偵!
目次
「黄土館の殺人」の読み方は「こうどかんのさつじん」?
「黄土館の殺人」って
なんて読むのかな?
最初にも書きましたが、
「こうどかんのさつじん」
ですね!
表紙の真ん中あたりに、
「Murder of Koudokan」
と書いてありますよ!
「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」に続く館四十奏シリーズ3作目!
「黄土館の殺人」は、
「紅蓮館の殺人」
「蒼海館の殺人」の
館四重奏シリーズの続編です!
殺人と災害が同時に起こる
ミステリー小説のシリーズ!
まだ上の2作を
読んだことがない人は、
そちらを先に読んだ方が
いいかも!
「紅蓮」「蒼海」を先に読んだ人は、
「黄土館」に期待してる人も
多いのではないでしょうか?
たびたび地震が起こる殺人?地震を利用したトリック?
という事は
「黄土館の殺人」という
タイトルからして、
「地」に関する
災害が起こるわけか!
そうです!
「黄土館の殺人」は
地震がたびたび起きます!
- 地震で土砂崩れが起き、道が寸断される
- 地震でエレベーターなどが壊れる
- 地震を利用したトリックも?
など、
殺人と地震が同時に起きるわけですね!
こないだ能登半島で
地震があった
ばかりだよね〜!
能登半島地震への配慮も、
後書きにあります!
ただし、
地震を経験した方が
恐怖を覚える内容かどうかは、
私には分かりません。
これ以上は詳しく言えませんが
とにかく、
「黄土館の殺人」は
地震と殺人が同時に起こる
ミステリー小説です!
芸術家・土塔雷蔵が建てた、崖に覆われた4つの塔の建物が舞台!
阿津川辰海さんの
館四十奏といえば、
人里離れた館でのクローズドサークル
である事も面白さの一つなんですよね。
今回もそんな
人里離れた
館が舞台なの?
そう!
「黄土館の殺人」の舞台は、
四方を崖に囲まれた館。
荒土館(こうどかん)という
名前の館ですね。
「崖っぷちに立ってる」
とかじゃなくて、
館が崖の下なの?
それは意外となかった!
そう!
「ナイアガラの滝を
土に変えたような所に建ってる」
みたいな表現も作中にありました。
さらにこの館が特徴的なのは、
四隅に4つの塔が建ってる
という事ですね。
そんな館、
どんな人が建てたの?
天才芸術家・土塔雷蔵
という男ですね。
雷蔵には
- 1人の息子
- 3人の娘
がいて、
彼ら土塔家を中心にした
連続殺人が起きるわけですね。
娘3人はみんな何かの
芸術家でもあります。
芸術家が作った
人里離れた変わった
館での
芸術家一家を
中心にした
連続殺人!
そんな感じです!
「黄土館の殺人」は
芸術家・土塔雷蔵が作った、
四方を崖に囲まれ、
4つの塔を持つ館、
荒土館が舞台!
芸術家一家を中心にした
連続殺人が起こる!
「蒼海館の殺人」の2年後?2人は大学生に?
そして館四十奏の主人公と言えば、
探偵・葛城輝義と
語り手のワトソン・田所信哉。
「蒼海館の殺人」から2年が経ち、
2人とも大学生になってます。
えっ?
前作から
そんなに時間が
経ってるの?
高校生だった頃と違い、
2人が大人の振る舞いをするのも、
面白い所かもしれません!
館四十奏の探偵役・葛城と
語り手のワトソン役・田所が登場!
「蒼海館の殺人」から2年が経ち、
2人は大学生に!
探偵・葛城と語り手・田所が分断される?
そして2人と、
同級生の三谷は、
「紅蓮館の殺人」で登場した、
飛鳥井光流(あすかいひかる)に
招かれ、
荒土館を訪れる。
前々作の
登場人物!
葛城のライバル!
同窓会みたいな雰囲気だけど😅、
飛鳥井は荒土館で
事件が起こりそうな
不気味な雰囲気を
感じとっていた。
そして地震による土砂崩れで、
飛鳥井・田所・三谷(館側)と
葛城(外側)が分断されてしまう。
え!
探偵が事件の外側に
出されてしまうの?
そう!
探偵・葛城は荒土館の外にある
旅館に滞在し、
館で何が起こってるのかを
想像したりするわけですね。
そして荒土館では、
何人もの人が殺される
連続殺人が起こる。
これは…
葛城はどうするのかな?
とにかく、
地震からの土砂崩れで、
田所と葛城は分断され、
葛城は舞台から
締め出されてしまう!
事件のほぼ全てを見抜いた探偵も見抜けなかった真実?
ここから完全に
感想なんですが、
結果的に事件の全てを見抜いた、
探偵ですが、
(あえて「探偵」とだけ呼んでます)
ある事実だけを
見抜けなかったんですね。
すごい探偵なのに?
それは推理だけでは
絶対わからない事実なんですが、
全てを見抜いていたのに、
ここだけはどうしても見破れなくて、
唖然とする探偵。
ここの表現、
良かったですね。
どんな事実なのか、
気になるな!
真相まで読み進めた時の
楽しみにしておいてください!
最後に全てを見抜いた探偵が、
どうしても見抜けなかった
事実が出てくる!
そこで唖然とする探偵!
そこが良かった!
感想(評価)面白かった!読み応えがあった!
それで、
「黄土館の殺人」、
面白かったの?
面白かったです!
いろいろな要素が複雑に絡み合う、
クローズド・サークルの連続殺人!
暗躍する「仮面の執事」と、
それによる不気味な雰囲気。
閉じ込められた田所・三谷を
心配する葛城と、
探偵なしで事件を解決しようとし、
未熟さを感じる田所。
心境がよく描かれてるのも
面白かったですね。
青春小説っぽい
側面も健在か!
というわけで
いろいろな要素が絡み合う、
クローズドサークルの連続殺人!
「仮面の執事」など
不気味な雰囲気もあり、
青春小説っぽさもあり、
面白かったです!
ぜひ読んでください!
阿津川辰海「黄土館の殺人」の感想・レビューまとめ
- 「黄土館の殺人」の読み方は「こうどかんのさつじん」!
- 「紅蓮館の殺人」「蒼海館の殺人」に次ぐ館四重奏シリーズの3作目!
- 地震と殺人が同時に起こるミステリー小説!
- 芸術家・土塔雷蔵が建てた四方を崖に囲まれ、4つの塔を持つ館・荒土館が舞台!芸術家一家を中心にした連続殺人が起こる!
- 館四十奏の探偵役・葛城と語り手のワトソン役・田所が今回も登場!
- 「蒼海館の殺人」から2年が経ち、2人は大学生に!
- しかし地震からの土砂崩れで、2人は分断され、葛城は舞台から締め出されてしまう!
- 最後に全てを見抜いた探偵が、どうしても見抜けなかった事実が出てくる!そこで唖然とする探偵!そこが良かった!
- いろいろな要素が絡み合うクローズドサークルの連続殺人!
- 「仮面の執事」など不気味な雰囲気もあり、青春小説っぽさもあり、面白かったです!
というわけで「黄土館の殺人」、
面白かったので
ぜひ読んでみてください!
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う〜ん、
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読むかどうか
判断しかねる…
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それでは今日はこの辺で失礼します!
さようなら〜!!
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!