武川佑「真田の具足師」の感想!(レビュー)兄にコンプレックスのある信繁!謎の具足師?
こんにちは!
武川佑さんの
「真田の具足師」の感想を
書いていきます!
「真田の具足師」を
読もうか迷っている人は
読んでみてください!
- 主人公の具足師が「不死身の胴」を求めて真田へ?
- 兄へのコンプレックスを持った真田信繁?
- 戦場の迫力がすごい?
- 謎の具足師はまさかの大物?
という内容で、
「真田の具足師」の面白かった所を
書いてます!
目次
奈良の具足師が「死なずの胴」を探りに真田へ潜入する!
まず「真田の具足師」の
あらすじと主人公について
説明する感じになります。
奈良の具足師である、
岩井与左衛門が主人公。
右手の中指と薬指がつながり、
狒々指(ひひゆび)と言われながらも、
優秀な具足師である与左衛門。
しかし自分が打った具足で、
徳川家康がケガを負ってしまった。
その代償として、
与左衛門は家康の命で、
真田家の「不死身(しなず)の胴」を
探る事になったのです。
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3129-e1658553154173.jpg)
主人公は
家康のスパイ?
しかし不死身って?
第一次上田合戦で、
徳川軍は、
銃弾を食らっても起き上がる、
真田の兵
を見ました。
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3129-e1658553154173.jpg)
それは確かに
不死身!
真田の兵が着ていた具足を調べると、
銃弾をも跳ね返す強力な具足
だという事がわかった。
その具足が
どこでどうやって作られているのかを、
調べるために、
家康は具足の目利きが効く、
岩井与左衛門を真田の本拠地、
上田城へ送り込んだわけですね。
そして与左衛門は真田に仕え、
- 北条征伐
- 第二次上田合戦
- 大坂の陣
など真田昌幸や信繁の人生を
見ていくわけです。
「真田の具足師」は、
岩井与左衛門が真田に潜入し、
「不死身の胴」を探り、
また真田家の興亡を
見聞きする小説
と言えますね。
兄にコンプレックスのある真田信繁!(幸村)
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3128-e1658555890832.jpg)
真田の話という事は
やっぱり
真田幸村(信繁)が
出るんだよね!
そうなんだけど、
この小説の信繁には、
少しクセがあります。
兄・信幸へのコンプレックス
があるんですよね。
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3129-e1658553154173.jpg)
え?
昌幸が
信幸ばかり
かわいがってた
とか?
そういうのもあるけど、
信繁が上杉や豊臣の人質に
なってたのもあるかな。
この信幸へのコンプレックスを持った
信繁像が、
信繁を他の小説より個性的にして、
なおかつ悲劇性が増して描かれて、
面白いと思ってます!
戦場の迫力がすごい!上田合戦、北条征伐、大坂の陣など!
武川佑さんと言えば、
戦場の迫力がすごい
のが毎回印象的。
毎度楽しませてもらってるんですが、
やはり、
今回も戦場の迫力がすごい!
- 第一次上田合戦
- 北条征伐
- 第二次上田合戦
- 大坂の陣
など色々な戦場がありますが、
どれも戦場の迫力がすごいです!
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2023/10/火縄銃いらすとや.png)
火縄銃をバンバン撃つ音や、
大砲が炸裂する音が
聞こえてきそうな迫力でした!
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3129-e1658553154173.jpg)
それは
すごい描写力!
「真田の具足師」は
戦場の迫力が伝わってくる!
鉄砲をバンバン撃つ音が
聞こえそうな程すごい!
謎の具足師はまさかの大物?
最初の見出しで説明しましたが、
「真田の具足師」を読み進めると、
「不死身の胴」を作った具足師が
出てくるわけなんですよね。
その具足師が、
意外な大物なんですよね。
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3129-e1658553154173.jpg)
ん?
歴史上の
有名な人物とか?
まあ、
そんな感じです。
この人物が面白い出自で、
人間的にも魅力的に描かれてるので、
注目して読んで欲しいです!
「真田の具足師」の感想まとめ
- 奈良の具足師・真田与左衛門が「不死身の胴」を探るため真田に潜入し、また真田家の興亡を見る小説。
- 兄・信幸にコンプレックスのある真田信繁(幸村)が描かれている。これがこの小説の信繁を他の小説より個性的にして、なおかつ悲劇的にしている。
- 戦場の迫力が伝わってくる描写!鉄砲をバンバン撃つ音が聞こえそうな程すごい!
- 「不死身の胴」を作った具足師が意外な大物で面白い出自!そして魅力的な人物!
あと、
「この小説の真田昌幸は結構怖い」
とか、
他にも色々書きたかったんですが、
大きい事はそんな感じです!
「真田の具足師」、
面白かったので、
ぜひ読んでみてください!
![](https://tatsuya-book.com/wp-content/uploads/2022/07/IMG_3129-e1658553154173.jpg)
でも2200円か〜!
高いな〜!
そう思った人に教えたいんですが、
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1700円も
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以上です!
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それでは今日はこの辺で失礼します!
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さようなら〜!!
最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます!