【武川佑「虎の牙」あらすじと感想】暴君ではなく○○○○?武田信虎の印象が変わる小説?

2023年3月12日

こんにちは〜!

カワタツ( @TKkidd_mbht )です!

🤡「どーも!

デルピエロです!」

突然だけど、

武田信虎(のぶとら)

って知ってる?

🤡「ああ〜武田信玄の父親で、

息子・信玄に追放されたんだよね!

暴君💥だったんだよね!」

んん〜。

🤡「ん?

何その反応?

武田信虎は暴君じゃないの?」

ただ暴君なだけの

人じゃない。

という感じかな。

🤡「え?」

今日は、

一般的に暴君と思われている、

武田信虎の

印象が変わる小説

を紹介します!

武川佑さんの

「虎の牙」。

武田信虎を中心とした、

3人を主人公にした、

歴史小説です!

信玄以前の武田家に興味がある人に、

読んでもらいたいです。

個人的にとてもオススメな歴史小説。

文庫本も出てます!

🤡「暴君と思われてる、

武田信虎の印象が変わる?

マジかよ!」

信虎は暴君ではなく、

○○○○?

「虎の牙」の主人公は誰?

🤡「『虎の牙』は、

武田信虎が主人公の小説?」

いや、

主人公は3人いるんだ。

🤡「3人も!?」

まず1人は武田信虎。

もう1人は、

山の者のアケヨ

(勝沼信友)

🤡「山の者?」

そして下総の千葉家を追い出され、

武田家臣になった、

原虎胤(とらたね)。

🤡「武田信虎、

アケヨ(勝沼信友)、

原虎胤、

 この3人を中心に、

「虎の牙」は展開されるんだね」

武田信虎の印象が変わる?「虎の牙」のあらすじ

🤡「虎の牙って、

どんなストーリーなの?」

信虎の時期の武田家が、

甲州の諸豪族や、

北条・今川家などと戦う様子を、

山の神などのスピリチュアルな存在を、

交えて展開してるんだ。

🤡「歴史小説に少しファンタジー感を、

加えた感じの小説か」

ほんの少しだけね。

そして、

「虎の牙」を読んで、

武田信虎の印象が少し変わりました。

🤡「武田信虎は、

暴君なだけの人ではないのでは?

と思ったってこと?」

そういう事!

作中で武田家の家臣が、

敵対する豪族や北条氏の家臣に向けて、

「お屋形様(信虎)が、

本当に暴君なだけの人なら、

付いていくわけがない!」

という台詞が出てくるんですよね😲

🤡「暴君なだけの人ではない事を、

部下もわかってたのか😲」

武田の家臣は、

信虎がどんな人かをよく分かっていて、

信虎は慕われていた。

ただ、

信虎が人を簡単に斬ったりするのは、

事実だったと思う😅

🤡「そこは事実なんかい」

だけど、

信虎の時代は、

信玄の時代のように、

甲斐は統一されておらず、

今川や北条からも圧迫され、

信虎は甲斐の内外各方面と、

戦うストレスと戦っていた。

そのストレスと戦うため、

暴君になってしまった。

🤡「なるほど。

信虎が暴君だったにせよ、

暴君になった理由と経緯が、

説明されているわけか」

そう、

武田信虎という人が、

どんな人か分かる小説。

「虎の牙」、面白いですよ!

信虎は暴君ではなく○○○○?

さらに、

散々「信虎は○○○○」と、

伏せてきましたが、

信虎は何なのか!

伏せ字を解きましょう!

🤡「なんなんだよ」

「虎の牙」での武田信虎は、

ツンデレ

だと感じました!

🤡「なんて言葉を使うんだよ」

Twitterで作者の武川佑さんにも、

笑われたよ😅(笑)

しかし、

信虎をこんな風に思えてしまう事が、

「虎の牙」の魅力でもあると、

思ってます!

🤡「信虎がツンデレって、

どういう事なんだよ!」

「虎の牙」での武田信虎、

家臣にキレたかと思ったら、

後ですごく優しくする。

とかそんな行為や言動が多いです。

🤡「それは確かにツンデレだな。

アスカだな。

惣流・信虎・ラングレー」

戦国ものの歴史小説では珍しく、

作者が女性なのが、

小説全体に優しさを感じさせられる

要因でも、

あるでしょうか?

とにかく、

虎の牙は、

家臣に厳しいかと思いきや、

優しい所もある信虎を描いた物語!

戦場の過酷さがリアルに伝わってくる!

もちろん戦いに溢れた戦国時代ですから、

戦場の過酷さ💥

もしっかり描かれていました。

🤡「『千里をゆけ』

とかもそうだったけど、

武川佑さんは、

戦の臨場感や迫力を書くの、

とても上手いよね!」

虎の牙、

戦場の過酷さと臨場感が、

伝わってくる小説です!

さらに言うなら、

今諏訪合戦の決着間際のシーン、

鮮やかでした!

🤡「どんなシーン?」

それは「虎の牙」を読んでほしい😅

🤡「なんだよ。

教えてよ」

ヒントは「弓」。

まとめ

  • 「虎の牙」の主人公は武田信虎、山の者のアケヨ(勝沼信友)、原虎胤の3人
  • 武田信虎が甲州の諸豪族や北条・今川と戦う様子を、山の神などスプリチュアルな存在を交えて展開する、歴史小説に少しファンタジーを加えた様な小説
  • 武田信虎の印象が変わった。信虎はツンデレ😅
  • 戦場の迫力がリアルに伝わる描写力!

感想

最後に「虎の牙」の感想です。

「虎の牙」、

アケヨや虎胤など登場人物に

感情移入し過ぎて最後が寂しかった。

辛かったです。

🤡「そんなに感情移入するのか」

主人公が若い頃から成長・出世し、

主家を助け一緒に成長する話。

読んでる側も主人公の成長が嬉しくなる。

主人公が辛く困難な目にあった時は、

読んでる自分も辛い。

主人公が困難を乗り越えた時、

一緒に困難を乗り越えた様に感じました。

🤡「めちゃくちゃ感情移入してる」

あと、

信虎とアケヨ、虎胤がよくケンカする😅

なので仲直りする度に、

「仲直りしたか!

良かったな!

お前ら!」

と思ったもんです(笑)

🤡「お前は親か!」

そして最後の方、

3人が追い詰められる展開になり、

悲痛な展開になるのは、

辛かった。

🤡「え…」

あと文庫版には、

平山優先生の解説が載ってます!

平山優先生の「武田三代」の、

信虎の章と合わせて読むと、

理解が進むと思います!

🤡「抱き合わせ商法だけど、

理解が進むのは間違いない!」

以上、「虎の牙」の感想でした!

文庫化され、

2回目を読んで、

改めて名作だと思いました!

ぜひ読んでみてください!

武川佑さんの小説は、

「落梅の賦」と、

「千里をゆけ」もオススメです!

有名な戦国大名を、

美味しい料理でデレさせる、

「かすてぼうろ」もオススメ!

🤡「全部オススメしとるやないかい」

それでは今日はこの辺で失礼します!

🤡「さようなら〜!」

最後まで読んでくれて、

ありがとうございます!

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