【武川佑「虎の牙」あらすじと感想】暴君ではなく○○○○?武田信虎の印象が変わる小説?
こんにちは〜!
カワタツ( @TKkidd_mbht )です!
🤡「どーも!
デルピエロです!」
突然だけど、
武田信虎(のぶとら)
って知ってる?
🤡「ああ〜武田信玄の父親で、
息子・信玄に追放されたんだよね!
暴君💥だったんだよね!」
んん〜。
🤡「ん?
何その反応?
武田信虎は暴君じゃないの?」
ただ暴君なだけの
人じゃない。
という感じかな。
🤡「え?」
今日は、
一般的に暴君と思われている、
武田信虎の
印象が変わる小説
を紹介します!
武川佑さんの
「虎の牙」。
武田信虎を中心とした、
3人を主人公にした、
歴史小説です!
信玄以前の武田家に興味がある人に、
読んでもらいたいです。
個人的にとてもオススメな歴史小説。
文庫本も出てます!
🤡「暴君と思われてる、
武田信虎の印象が変わる?
マジかよ!」
信虎は暴君ではなく、
○○○○?
目次
「虎の牙」の主人公は誰?
🤡「『虎の牙』は、
武田信虎が主人公の小説?」
いや、
主人公は3人いるんだ。
🤡「3人も!?」
まず1人は武田信虎。
もう1人は、
山の者のアケヨ。
(勝沼信友)
🤡「山の者?」
そして下総の千葉家を追い出され、
武田家臣になった、
原虎胤(とらたね)。
🤡「武田信虎、
アケヨ(勝沼信友)、
原虎胤、
この3人を中心に、
「虎の牙」は展開されるんだね」
武田信虎の印象が変わる?「虎の牙」のあらすじ
🤡「虎の牙って、
どんなストーリーなの?」
信虎の時期の武田家が、
甲州の諸豪族や、
北条・今川家などと戦う様子を、
山の神などのスピリチュアルな存在を、
交えて展開してるんだ。
🤡「歴史小説に少しファンタジー感を、
加えた感じの小説か」
ほんの少しだけね。
そして、
「虎の牙」を読んで、
武田信虎の印象が少し変わりました。
🤡「武田信虎は、
暴君なだけの人ではないのでは?
と思ったってこと?」
そういう事!
作中で武田家の家臣が、
敵対する豪族や北条氏の家臣に向けて、
「お屋形様(信虎)が、
本当に暴君なだけの人なら、
付いていくわけがない!」
という台詞が出てくるんですよね😲
🤡「暴君なだけの人ではない事を、
部下もわかってたのか😲」
武田の家臣は、
信虎がどんな人かをよく分かっていて、
信虎は慕われていた。
ただ、
信虎が人を簡単に斬ったりするのは、
事実だったと思う😅
🤡「そこは事実なんかい」
だけど、
信虎の時代は、
信玄の時代のように、
甲斐は統一されておらず、
今川や北条からも圧迫され、
信虎は甲斐の内外各方面と、
戦うストレスと戦っていた。
そのストレスと戦うため、
暴君になってしまった。
🤡「なるほど。
信虎が暴君だったにせよ、
暴君になった理由と経緯が、
説明されているわけか」
そう、
武田信虎という人が、
どんな人か分かる小説。
「虎の牙」、面白いですよ!
信虎は暴君ではなく○○○○?
さらに、
散々「信虎は○○○○」と、
伏せてきましたが、
信虎は何なのか!
伏せ字を解きましょう!
🤡「なんなんだよ」
「虎の牙」での武田信虎は、
ツンデレ
だと感じました!
🤡「なんて言葉を使うんだよ」
Twitterで作者の武川佑さんにも、
笑われたよ😅(笑)
しかし、
信虎をこんな風に思えてしまう事が、
「虎の牙」の魅力でもあると、
思ってます!
🤡「信虎がツンデレって、
どういう事なんだよ!」
「虎の牙」での武田信虎、
家臣にキレたかと思ったら、
後ですごく優しくする。
とかそんな行為や言動が多いです。
🤡「それは確かにツンデレだな。
アスカだな。
惣流・信虎・ラングレー」
戦国ものの歴史小説では珍しく、
作者が女性なのが、
小説全体に優しさを感じさせられる
要因でも、
あるでしょうか?
とにかく、
虎の牙は、
家臣に厳しいかと思いきや、
優しい所もある信虎を描いた物語!
戦場の過酷さがリアルに伝わってくる!
もちろん戦いに溢れた戦国時代ですから、
戦場の過酷さ💥
もしっかり描かれていました。
🤡「『千里をゆけ』
とかもそうだったけど、
武川佑さんは、
戦の臨場感や迫力を書くの、
とても上手いよね!」
虎の牙、
戦場の過酷さと臨場感が、
伝わってくる小説です!
さらに言うなら、
今諏訪合戦の決着間際のシーン、
鮮やかでした!
🤡「どんなシーン?」
それは「虎の牙」を読んでほしい😅
🤡「なんだよ。
教えてよ」
ヒントは「弓」。
まとめ
- 「虎の牙」の主人公は武田信虎、山の者のアケヨ(勝沼信友)、原虎胤の3人
- 武田信虎が甲州の諸豪族や北条・今川と戦う様子を、山の神などスプリチュアルな存在を交えて展開する、歴史小説に少しファンタジーを加えた様な小説
- 武田信虎の印象が変わった。信虎はツンデレ😅
- 戦場の迫力がリアルに伝わる描写力!
感想
最後に「虎の牙」の感想です。
「虎の牙」、
アケヨや虎胤など登場人物に
感情移入し過ぎて最後が寂しかった。
辛かったです。
🤡「そんなに感情移入するのか」
主人公が若い頃から成長・出世し、
主家を助け一緒に成長する話。
読んでる側も主人公の成長が嬉しくなる。
主人公が辛く困難な目にあった時は、
読んでる自分も辛い。
主人公が困難を乗り越えた時、
一緒に困難を乗り越えた様に感じました。
🤡「めちゃくちゃ感情移入してる」
あと、
信虎とアケヨ、虎胤がよくケンカする😅
なので仲直りする度に、
「仲直りしたか!
良かったな!
お前ら!」
と思ったもんです(笑)
🤡「お前は親か!」
そして最後の方、
3人が追い詰められる展開になり、
悲痛な展開になるのは、
辛かった。
🤡「え…」
あと文庫版には、
平山優先生の解説が載ってます!
平山優先生の「武田三代」の、
信虎の章と合わせて読むと、
理解が進むと思います!
🤡「抱き合わせ商法だけど、
理解が進むのは間違いない!」
以上、「虎の牙」の感想でした!
文庫化され、
2回目を読んで、
改めて名作だと思いました!
ぜひ読んでみてください!
武川佑さんの小説は、
「落梅の賦」と、
「千里をゆけ」もオススメです!
有名な戦国大名を、
美味しい料理でデレさせる、
「かすてぼうろ」もオススメ!
🤡「全部オススメしとるやないかい」
それでは今日はこの辺で失礼します!
🤡「さようなら〜!」
最後まで読んでくれて、
ありがとうございます!
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