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【武川佑「落梅の賦」感想】穴山信君が武田家を裏切るのが当然に思える?

2023年11月6日

こんにちは〜!

武川佑さんの

「落梅の賦」

(らくばいのふ)

の感想を書いていきます!

武田信玄が死んだ後の、

滅亡に向かう武田家が気になる人へ、

オススメの小説です!

  1. 主人公の3人、武田信友・清安・穴山信君とは?
  2. 滅亡に向かう武田家の悲痛な気持ちが実感できる?
  3. 補陀落船に乗る人の気持ちが理解できる?

という内容です!

「落梅の賦」を読めば、

穴山信君が武田家を裏切ったのに

納得がいきますよ!

「落梅の賦」の主人公は?3人いる?

武川佑さんの前作、

「虎の牙」は、

武田信虎を中心とした3人が主人公でした。

「落梅の賦」も、

武田家に関わる3人が主人公。

3人も主人公がいるのって、

なかなか無いし良いですよね。

  • 武田信友
  • 清安
  • 穴山信君

の3人です!

武田信友は武田信虎の息子!信玄の弟?

「落梅の賦」の主人公、

まず1人目は、

武田信玄の弟、

武田信友。

「虎の牙」の主人公と同じ名前で、

最初「あれ?」となりました😅

ややこしいけど、

これも作者の武川佑さんの狙い?

そして、

武田信友は「虎の牙」にも出てきた、

武田信虎の子。

つまり武田信玄とは、

腹違いの弟になります。

信玄に追放された信虎は、

駿河の今川義元の元へ身を寄せました。

そこで側室との間に男子・女子を、

数人もうけました。

その中の年長者が、

六郎信友だったそうです。

武田信友は「落梅の賦」の、

最初の方で26歳。

穴山信君より5歳年下。

しかし信友は、

信君の叔父に当たるんです😅

武田信玄とも、

親子ほど年が離れていたそうです。

(「落梅の賦」68ページから)

さて「落梅の賦」を読んだ上での、

武田信友の性格についての

感想ですが、

掴み所のない人。

「素敵な人」とも

「強い人」とも違う。

どれかと言うと、

とても人間らしい人。

信友は清安に、

「中途半端で何者にもなれない」

とも言われていますが😅、

やる気を失う場面が多い。

躁鬱病?

浮き沈みの激しい人物だと、

小説を見る限りでは思えました。

まとめると、

主人公の1人、

武田六郎信友は武田信虎の息子!

武田信玄の腹違いの弟!

掴み所がなく、

やる気を失う事も多い、

とても人間らしい人!

清安目線で話が進む?武将→僧→武将の男!

2人目は清安。

清安は今川や北畠に仕えた武士でしたが、

一度になり、

信友に仕えて再び武士となりました。

「落梅の賦」は基本的に、

清安の視点で描かれます。

3人の中でも清安が一番、

主人公らしいというか、

出番が多いです。

清安は信友に助けられたり、

信友を助けたり。

序盤で「あの子」を死なせてしまった時、

辛かったですね。

www.bunka.pref.mie.lg.jp

上の記事に清安こと佐藤信安の、

伊勢の北畠家にいた時の事が、

書いてあります。

実在の人物なんですね。

というわけで、

「落梅の賦」は清安の視点で

話が進みます!

今川や北畠に仕えた後、

僧になりましたが、

信友に仕えて再び武士になりました!

穴山信君が武田家を裏切るのは当然!と思えてくる小説?

そして3人目の主人公。

穴山信君。

(あなやま・のぶただ、梅雪)

武田家滅亡の際、

武田を裏切った事で有名ですよね。

大河ドラマ・真田丸の序盤にも

出てきましたね。

「落梅の賦」で、

穴山信君がどういう人か、

詳しく分かると思います。

後ほど説明しますが、

「落梅の賦」では、

穴山信君が武田家を

裏切るに至る過程

が、

しっかり描かれています。

真田丸での穴山梅雪には、

「何で武田を裏切るんだよ!

この野郎!」

と皆さん思いましたよね?😅

僕もそうでした😅

しかし、

それは、

裏切った時点での事しか、

書かれてないから。

「落梅の賦」での穴山信君は、

若い頃から描かれています。

信君が武田を裏切るに至る、

経緯が描かれています。

最後の方には、

「あ、これは信君が、

武田を裏切ってしまうのも、

納得だわ😲」

と思えます。

「穴山信君が武田を裏切るのにも、

理由があるんだよ」

と作者の武川佑さんに

言われてる気がします。

というかむしろ

「武田家も勝頼も

全て滅んで

しまえば良い」

とまで思えてきます😅

穴山信君もそう思って

裏切ったんだろうな。

皆さんも読み進めていく内に、

「こりゃ信君が

武田家を裏切るのも、

当然だわ!😫」

と思える様になってきますよ!

というわけで、

穴山信君が武田家を裏切るに至る

経緯が描かれています!

「これは信君が武田家を

裏切るのも納得」

「武田家も勝頼も全部

滅んでしまえばいい!」

と思えてきます!

滅亡に向かう武田家を、武田の武将目線で実感できる小説?

「落梅の賦」では、

3人の主人公を中心に、

三方ヶ原の戦い

→信玄病没

→長篠合戦の大敗

→武田家滅亡

という流れを展開していく小説です。

武田サイドでの

武田滅亡までの話。

長篠合戦での大敗北などでの、

武田の武将のリアルタイムの感情

味わう事ができます。

「ああ、この時、武田家の人達は、

こういう気持ちだったんだ」

(ため息)

とリアルに実感させられました。

そして、

平山優さんの

「武田氏滅亡」でも読みましたが、

滅亡に突き進む

武田家の悲惨さ。

武田の一族、

みんな斬首されるんです😨

辛い〜😅

というわけで、

「落梅の賦」は、

長篠合戦などで、

滅亡に向かう

武田家の武将の感情を

実感できる小説です!

補陀落船に乗る人の気持ちがわかる?

「落梅の賦」の序盤、

和歌山県の熊野で、

「補陀落船」

(ふだらくせん)

が出てきます。

「落梅の賦」が出る直前の

ブラタモリで、

ちょうど熊野を取り上げていて、

理解の助けになりました。

極楽浄土を目指し、

沖に向かって船を漕ぐ。

実際には、

沖には極楽浄土も何もない。

ほぼ自殺行為。

ブラタモリで見た時は、

「そんな事をするなんて、

信じられない」

という感想でした。

しかし「落梅の賦」に

書いてある様に、

「妻に先立たれた」とか、

生きる希望を無くした人、

自殺したい人が補陀落船に乗る。

という話で、

そんな人が補陀落船に乗るのなら、

理解できると思いました。

というわけで、

「落梅の賦」を読むと、

どんな人がどんな気持ちで、

熊野の補陀落船に乗るのか、

よく理解できます!

「落梅の賦」感想まとめ

  1. 主人公は3人!武田信友・清安・穴山信君!
  2. 武田信友は武田信虎の息子で信玄の弟!つかみどころがなく、やる気を失うことも多い、とても人間らしい人!
  3. 清安の視点で話が進む!今川・北畠に仕えた後、僧になるが信友に仕えて再び武士に!
  4. 穴山信君が武田家を裏切る経緯が描かれてる!これは信君が武田家を裏切るのも当然!」「武田家も勝頼も滅んでしまえばいい!」と思えてきます!
  5. 長篠合戦などで滅亡に向かう武田の武将の気持ちが実感できる小説!辛い!
  6. どんな人がどんな気持ちで熊野の補陀落船に乗るのかよく分かる!

という感じです!

「落梅の賦」、

他にもジェンダーとか、

いろいろなテーマを含んでる小説です。

とにかく面白くて、

スパッと読み終わってしまいました。

それが逆にとても残念(笑)

「落梅の賦」、

ぜひ読んでみてください!

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以上です!

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