【武川佑「千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女」感想】壮大!迫力!足利義教との因縁?
こんにちは〜!
カワタツ( @TKkidd_mbht )です!
🤡「どーも!
デルピエロです!」
ねえ。
くじ引きで選ばれた将軍
って知ってる?
🤡「くじ引きで?
将軍をくじ引きで選ぶの?」
そう。
室町幕府6代目将軍の、
足利義教(あしかがよしのり)なんだが、
義教はくじ引きで選ばれた将軍なんだ。
🤡「そんな将軍もいるんだ!
今日は、その足利義教を、
題材にした本を紹介するって事?」
その通り!
くじ引き将軍・足利義教と、
隻腕の少女を題材にした、
歴史小説です!
武川佑さんの
「千里をゆけ
くじ引き将軍と隻腕女」
を紹介します!
🤡「タイトルにも、
「くじ引き将軍」と入ってるんだな!
めちゃ気になる!
ところで武川佑さんといえば、
『虎の牙』と『落梅の賦』、
武田ものの小説が面白かったよね」
そんな武川佑さんの新作「千里をゆけ」、
めちゃくちゃ面白かったです!
歴史小説が読める人には、
「千里をゆけ」を、
是非読んでもらいたい!
「千里をゆけ」は、
永享の乱や結城合戦などの時代の、
室町時代が好きな人にもオススメ!
応仁の乱の前の話なので、
「千里をゆけ」を読んだ後、
応仁の乱の本を読んだら、
面白いかも!
でも、「千里をゆけ」、
歴史の知識がない人でも、
読める小説だと思ってます!
目次
舞台は「くじ引き将軍」足利義教の室町時代?
🤡「千里をゆけ」、
「くじ引き将軍」足利義教が、
カギだという事は良く分かった。
どんな話なの?
「虎の牙」と「落梅の賦」は、
武田氏と戦国時代の話だったけど、
今回は室町時代。
室町幕府6代将軍、
足利義教(よしのり)
の時代の話。
🤡「くじ引きで決められたという事は、
足利義教はくじ引きで選ばれる様、
くじ引きを開催する人や、
見守る人に賄賂を贈ってたりするの?」
京の人はそんな感じの事を言って、
義教を悪く言ってたみたい😅
童歌(わらべうた)が作られて、
子供が歌ってた描写もあったな。
🤡「そうなのか。
じゃあ義教は悪い奴か嫌な奴?」
いや、
くじ引きで決められたとはいえ、
義教は元々、優れた能力を持ってた。
将軍筆頭候補ではあったらしいけど、
くじ引きで決められた事を、
京都に人にバカにされ、
コンプレックスになる描写もされてる。
🤡「そりゃ京都中の人からバカにされたら、
イライラもするわな。
今でいえばTwitterで、
『くじ引き将軍www』とか、
色々な人からバカにしたリプライが、
来る様なもんだろ」
そんな有名人じゃなくて良かった😅
🤡「で、そのくじ引き将軍義教が、
『千里をゆけ』の物語に、
どう関わってくるのさ」
主人公は、
小鼓(こつづみ)
という女の子なんだけど、
義教と会う事で運命が狂ってくるんだ。
🤡「運命が狂う?
義教にめっちゃ求愛されるの?💘」
全く違う事はないけども😅
次の項で説明します。
🤡「ちょっと待って!
足利義教が将軍になって、
良い政治をするの?
悪い政治をするの?
そこだけ教えて!」
確かに、そこは説明しといた方が良いな。
義教の政治は、
だんだん悪くなっていく。
恐怖政治と呼ばれたりもする程😅
🤡「マジか」
庭師が義教の庭の枝を折って、
庭師を斬ったりする人になったそうだ。
🤡「なんてこった」
主人公は左腕がない女の子?
🤡「じゃあ次は、
「千里をゆけ」の主人公の女の子、
小鼓について、
教えてもらおうかな」

その前に「千里をゆけ」の表紙を、
もう一度見てもらおうかな?
何か気になる事はない?
🤡「気になる事といえば、
左の女の子が小鼓なのかな?
左腕の服を縛っているけど、
これ、左腕はどうなってるの?」
ないんだ。
🤡「は?」
小鼓の左腕は、
足利義教と関わるきっかけとなった事件で、
切り落とされてしまった。
🤡「ま、マジかよ!
タイトルの『隻腕女』って、
片手がない女って事なのかよ!
女の子が片手を切り落とされるなんて、
不憫すぎる!
あんまりだよおおおお!」
ジョジョでそんな人いたね(笑)
🤡「今の時代なら、
車とかに乗れば、
しんどくないかもしれないけど、
歩くのが100%の室町時代に、
隻腕(片腕がない事)はむごいな」
というわけで「千里をゆけ」は、
小鼓が隻腕のまま、
どうやって生きていくか、
それを見届ける物語でもあります。
🤡「片腕でどうやって生きていくの?😢」
それを言ったら、
ネタバレになってしまうよねえ😅
ただ小鼓は父・良兼や、
「ある男」から、
兵法
を学ぶ。
🤡「兵法という事は、
戦いの中で兵法を使う事になるんだね」
そして小鼓は、
隻腕の体で京都から九州に行ったり、
日本各地を旅する。
🤡「マジかよ。
強い女子だな」
「千里をゆけ」まとめ
- 「千里をゆけ」の舞台は室町時代。室町幕府6代将軍で「くじ引き将軍」と呼ばれた足利義教の時代。
- 主人公は左腕のない女の子・小鼓。兵法を学び、各地を旅して戦いにも参加し、不自由な体でも生きていく物語。
感想
「千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女」は、
そのタイトル通り、
京・九州・坂東と、
各地を移動する壮大な物語。
🤡「『虎の牙』と『落梅の賦』が、
甲斐付近の話だと考えると、
今回の舞台は大分広いね」
そして小説なのに、
戦場の迫力がすごい。
🤡「どんな戦場?」
結構大きめの戦が何度もあるんだけど、
その戦いの迫力がすごかったな。
そして「千里をゆけ」は、
主人公が女性。
女性ならでは物語って感じがしたな。
🤡「くじ引き将軍義教と、
どう関わってくるのかも気になるな」
そうなんだよ。
隻腕の女性・小鼓と、
くじ引き将軍・義教の因縁、
これが「千里をゆけ」の見所です!
どうでも良いけど、
「千里をゆけ」を読んでる時のイメージ。
足利義教は「応天の門」の在原業平、
小鼓と一緒にいる男性・大宝は、
菅原道真でイメージしてた。
🤡「どうでも良いな」
それでは今日はこの辺で失礼します!
🤡「さようなら〜!」
最後まで読んでくれて、
ありがとうございます!
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